音楽クリエイターFunaのDTMブログ

世の中には素晴らしい音楽がたくさんありますが、あなたにとっての最高の音楽とはひょっとして「手づくりの音楽」かもしれません。高級レストランもいいけど、自分の、もしくは大切な人の「手づくり」がなんてったって美味しいように。「音楽の手づくり」でかけがえのないクリエイティブ体験、最高の音楽に出会いましょう!

Funa先生の音楽室①|プロ経験後15年ぶりに音楽再スタートの40代社長

今回のブログはウェブマガジンBonnoに寄稿したコラムを編集部の許可をいただいた上で、バックナンバーを掲載しております。

 

Funa先生の音楽室①|プロ経験後15年ぶりに音楽再スタートの40代社長

 

ここは金沢市内にある隠れ家的音楽スタジオ「MAM」。

 

音楽クリエイターFunaの作業部屋であり、DTMの教室も開かれている、DTMクリエイター交流の場です。

 

今日もまた「音楽の手作り」を楽しむ人が遊びにやってきました。

 

DTMとは?
Desk Top Music(デスクトップミュージック)の略で、パソコンで音楽を作ることの総称。専用ソフト(DAWソフト)を使ってさまざまな楽器の音を出したり、マイクを使った声の録音などができる。作曲、編曲、レコーディング、ミキシングなど、音楽制作におけるあらゆる工程を自宅のマイルームで実現できるということが魅力で、近年趣味にするユーザーは増加傾向。今、注目を集めるカルチャーのひとつ。

 

メジャーデビュー後15年振りに音楽活動を再始動

Funa:当連載、記念すべき第一回!スタジオに遊びに来てくれたのは前川ヒロユキさんです。ようこそ!

 

前川さん(以下敬称略):こんにちは。

 

(写真左から)Funa先生、前川ヒロユキさん

 

Funa:前川さんは現在、会社経営をされているとのことですが、以前はバンド活動をしていて、メジャーデビューの経験もあるんですよね。

 

前川:そうなんです。大学在学中にサンフラワーズガーデン」というバンドを結成しまして、このバンドでポニーキャニオンよりメジャーデビューしました。担当はボーカルです。上京して、アニメHUNTER×HUNTERの主題歌を手がけるなど9年間の活動を経て解散。29歳で石川県に帰ってきました。

 

Funa:素晴らしい。音楽と共にとても濃い20代を過ごされたんですね。音楽をはじめるきっかけはなんだったんですか?

 

前川:中学生の頃、同級生の影響でギターをはじめたんです。その頃、聴いてたのはブルーハーツローリングストーンなどのロック系ですね。

 

Funa:はじめはギターだったんですか!?

 

前川:はい。高校に入ってから歌も歌いはじめて、そこからは徳永英明さんなどのシンガーに憧れを持つようになり、歌中心の音楽への関心が強まります。その頃から作詞作曲をはじめましたね。

 

DTMならひとりでも楽曲制作ができる

Funa:その頃から作曲にはDTMを導入していたんですか?

 

前川:いえ、まったく(笑)。当時は一人でギターのみで作るか、バンドメンバーとスタジオに入るかのどちらかで、DTMとは無縁でした。

 

Funa:そうなんですね。では、DTMはいつ始めたんですか?

 

前川:2020年9月です。実はまだ一年ほどなんですよね。地元に帰ってきてから長らく音楽活動をしていなかったのですが、再スタートするタイミングでDTMにチャレンジすることにしたんです。

 

Funa:なるほど。音楽活動を再スタートさせようと思ったきっかけはあるんですか?

 

前川:地元に帰ってきてからは普通に就職したんです。一般社会人としては遅いスタートでいろいろ苦労もありましたが、その後、独立して会社経営するようになりました。仕事面は充実していたのですが、やはり自分は音楽が好きだった。人生を豊かにするためには音楽が必要だと感じるようになりました。

 

Funa:自身の音楽活動にDTMを導入しようと思ったのはなぜ?

 

前川:バンド時代は歌のための伴奏はバンドメンバーと共に作っていましたが、ソロでフットワーク軽く動くために一人でも作れるようになりたいと思ったんです。DTMならパソコンの中でピアノ、バイオリン、ドラムなど、自分では弾けない楽器の入力もできて、音楽制作の幅がグンと広がるので。

 

Funa:DTMは一年ほどの経験といえど、そこは流石のメジャーデビュー経験もあるミュージシャン!すでに使いこなしていて、先日作品をリリースされましたよね。

 

前川:はい、おかげさまで。DTMはまだまだわからないことも多く、決して使いこなしているとまでは言えませんが、なんとか配信でオリジナル曲をリリースできるまでになりました。

 

Funa:これまで経験のあった作詞、作曲はもちろん、DTMを始めたことで編曲やレコーディングもご自身でされたんですよね!

 

前川:はい。リリースに至るまでの全工程を一人で行いました。ぜひ多くの方に聞いて頂きたいと思います。

 

Funa:本日はありがとうございました。今後もDTMで「音楽の手作り」楽しんでください!

 

前川ヒロユキ’s音楽室

 

■使用DTM機材
OS : windows
DAWソフト:steinberg / CUBASE PRO 10.5
オーディオインターフェースsteinberg / UR22C
MIDIキーボード:KORG / microkey37
スピーカー:Fostex / PM0.3
ヘッドフォン:audio-technica / ATH-M20x
マイク:audio-technica / AT4040
他、エレキギターアコースティックギタークラシックギターギターアンプ

 

■リリース情報

前川ヒロユキ
ソロ始動第一弾シングル「BIG」


sportifyapple musicLINE MUSIC等、各種音楽配信サイトにて配信中

 

◯集まれ次世代のDTMer!【Funa先生の音楽室】

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執筆者プロフィール

Funa先生(舟崎康介)

金沢市在住。作詞、作曲、編曲からレコーディングまで、音楽制作全般をマルチにこなす音楽クリエイター。TV、CM、WEB、配信、CDなど、様々なコンテンツの音楽を数多く手がける。また、パソコンで音楽を作る「DTM」の専門家として、国内最大手の楽器メーカー「ヤマハ・スタインバーグ」公式YouTube内の作曲講座に出演したり、自身のスタジオや専門学校、オンラインによる指導、育成にも力を入れている。オンラインレッスンでは北海道、沖縄にも受講生がおり、全国展開している。

公式HP:音楽スタジオMAM music and more-
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