前回の続きです。
前回を読まれてない方は
先に1つ前の記事をどうぞ。
というわけで
スタインバーグのオーディオインターフェース最上位モデル「AXR4」を使ってみたレビューの続き。
金沢市からの依頼を受け
金沢マラソンの公式テーマソングを制作中だったところ、
steinbergのオーディオインターフェースの最上位モデルAXR4を使用できる機会に恵まれ
、ボーカル、ギターのレコーディングとその後のミックスにAXR4を使ってみました。
というお話です。
それではレコーディングするぞー!
ということで、AXR4内部のセッティングですが、AXR4がCUBASEに接続されていると、本体を触らなくてもCUBASEの中でAXR4のことがいろいろ操作できます!
CUBASEにはインスペクターという各トラックに関する設定メニューが表示される領域があるのですが、ここに「AXR4」というメニューが追加されるんですね。
ここでAXR4本体に内蔵しているエフェクターを使ってモニター音にリバーブをかけたり、ファンタム電源のオンオフなど設定できます。
そして、実際にマイクを通した声を聞いてみるととってもナチュラル!!
マイクプリアンプの品質がすごく良いようです。
徹底した設計でこだわりのパーツを使っているとのこと。
納得です!
そして、レコーディングするに辺り、もう一点気になっていた
試したくて試したくてしょうがなかった機能が
プロオーディオ界の伝説的技術者
ルパート・ニーヴ氏の設計思想が組み込まれた
RND(ルパート・ニーヴ・デザイン)社の SILK プロセシング!!
マイクプリアンプ部にこの機能が搭載されており、
SILKスイッチをオンにすると音のキャラクターが音楽的に「良い音」に変わります。
さらにそのキャラクターはBLUEとREDの2種類あります。
オンにしない素の音がスーパーナチュラル
BLUEが低域中心にハリが出て力強くなる印象
REDが高域中心にツヤが出て煌びやかになる印象
BLUEもREDもエフェクト変化のようなわざとらしいものではなく、
「なんだかわかんないけど、なんかすごく音良くなってない???なんで!!??」
といった魔法にかかったかのような変化です。
これはすごい!イイ!
ニーヴ氏がかつて手がけた
ビンテージ機材などでこのようなサウンドを求め出すと
まさに沼にハマる
機材地獄になりかねないのですが(汗)、
そのことを考えると
AXR4はオーディオインターフェースの中では高級の部類に入るものの、
かなりコスパが良いということがわかりました。
おかげさまで
すぐ良い音で録れましたよ!!
ちなみにギター録りは
ギタリストのホームスタジオにAXR4を持ち込み、
アコギはコンデンサーマイクとラインの2チャンネルで録りました。
その後のミックス、マスタリングにおいてもAXR4の音の良さが大活躍。
前編で書いたとおり
全ての音が分離よくクッキリと聞き取れ、
高域から低域にかけての抜け、奥行きがよくわかるサウンドなので、
とてもやりやすかったです。
そうやった完成した楽曲は
現在、金沢マラソン公式ホームページにて聞けます。
トップページ内にあるバナーからどうぞ。
www.kanazawa-marathon.jp
金沢マラソンですが、今年は感染症対策のため例年のような大会は中止となってしまったのですが、
先日、新たな展開としてオンラインマラソンがおこなわれることが発表されました!
オンラインマラソンって???
スマホアプリを活用したものとなるらしいですが、詳細は決定次第、公式ホームページ等でお知らせがあるとのことです。
コロナウイルスにより世界は大きなダメージを受けましたが、一方、このように新たなアイデアが生まれるきっかけにもなっていますね。人間ってたくましいです。
また、おうち時間が増えたことでDTMをする人が増えているという話も聞きます。
音楽を作るって最高に楽しいので、DTMユーザーが増えることは嬉しいですね。
みなさんのホームスタジオにも
steinberg AXR4いかが!!?
ちょいとお高いですが、それだけのパフォーマンスを十分に発揮してくれるとても良いオーディオインターフェースですよ!
当音楽スタジオMAMでは
作曲、編曲、レコーディングなどの各種音楽制作や
DTM(パソコンで作曲)のレッスンをやっています。
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